皮膚のヒアルロン酸
皮膚は、外側から順に、表皮(ひょうひ)・真皮(しんぴ)・皮下組織の3つの層に大きく分けられます。表皮の下の真皮は、表皮の約10倍の厚みがあり、ヒアルロン酸が多く含まれていて、肌の乾燥を防ぐ役割を担っています。ヒアルロン酸の最大の特徴は、優れた保水力といわれます。 肌にとって乾燥は大敵です。みずみずしい肌を保つにはヒアルロン酸が不可欠であり、みずみずしい肌を保つことによって外部からの免疫を強化し、他の病気への抵抗力も高まるのです。
表皮内のヒアルロン酸は、多くが角層に存在し、ヒアルロン酸は、親水性と疎水性の両方の性質をもつことから、天然の保湿成分としての働き以外に、セラミドなど細胞間脂質と共同で皮膚の機能を維持することも考えられています。ヒアルロン酸は美肌だけでなく、体内のあらゆる機能を潤滑にする役割を担っているのです。